疲労感だけは抜けぬ
ジェイゾロフトの話なのですが。
25㎎の初のときは酷い体調で、こんな思いをしてなぜ必要なのかとばかり思ってた。
慣れてきても全然、なんの効果も感じられなくて、ただ飲んでるだけ。
初50㎎のときも体調は酷くて。またか、という思い。
どうせしんどいだけ、なんて思いながら２週間が過ぎて
振り返ったら、そういえば、効いている。
50㎎維持直後、いろいろあってどかーんと落ちる。
50㎎飲んでるのに、まるで25㎎や、それこそ
飲んでないときみたい。
初100㎎は、体調はそんなに酷くなくて。効き目も、すぐに出た…気がしただけで。今は50㎎の効果実感と25㎎の効果不明の効果実感寄り。
気分的には、だいぶ楽だけど。
なんだか、疲労感だけは抜けなくて。
一日、終わるとぐったり。そのぐったりに身を任せると、頭が回転し始める。勝手に一日の振り返りをはじめる。
そうなったら、どよーんなので、そうなる前に安定剤を飲む。
安定剤って、こんな飲み方、ダメなんだろうね。
自分は正しいとか自分は普通だとか、人それぞれ基準はあれども、各々、自分の中にあるよね。
だから、善悪の判断ができるし、善悪の判断で、傷ついたり怒ったり喜んだりする。
たとえばね。Ａというグループとそれ以外があって、Ａグループは１０人、それ以外は１００人だとする。
Ａグループの９人は●は正しくて■や▲は間違いだという基準でいるけど、残りの一人は■が正しくて●や▲は間違いだという基準でいるとする。Ａグループでは９人が声をそろえて、おまえは間違いだと残る一人を責める。
その一人は「それ以外」の１００人の一人でもある。１００人の中では、■が正しくて●や▲は間違いだという基準で共通している。「それ以外」ではＡグループはおかしいと言う。
どちらが正しい？
自分は普通だと思って生きてきて今の職場にいる。
みんなも、普通だと思ってきたはず。普通や普通じゃないなんて考えずに、するべきことしたいこと、目の前のこと、こなしてきて今がある。
みにくいアヒルの子。
アヒルと白鳥を比べて、白鳥を優、アヒルを劣だと解釈するとして。
みにくいアヒルは、アヒルにおまえは異常だと責め立てられていじめられた。みにくいアヒルも、自分はおかしいのかと思う。
でも結局、最後は優れた白鳥だった。
白鳥の中では普通、でもアヒルの中では異常。
でも、どっちが正しい？
最近、職場で、ふわりと浮かんでくる気持ちがある。
みんな普通で、その中でわたしがおかしな人間で普通じゃないからみんな目につくのか。
それとも、わたしが普通で、みんながおかしいから、おかしい目線で目につくのか。
普通だ普通だと思って生きてきたけれど。
わたしは、実は普通ではなかったのでは。
人よりも劣った能力しかなかったのでは。
人並みのことをしているつもりでも、できていなかったのでは。
みんな、赤色のボールペンは赤い色だと当たり前に思ってるはず。
赤いボールペン取ってと言われたら、みんな共通して赤いボールペンを持ってくるはず。
ある日、赤いボールペンを取ってと言われて、赤いボールペンを持っていったら、それは青いボールペンだと言われたら。
自分はみんなと同じだと、普通だと思っていたけど、みんなとは違ったんだと、思う。
赤信号みんなで渡れば怖くない、とかさ。
ほんとうは青信号で渡るのが正しいんだけど、みんなで渡っちゃえば、赤信号で渡るのも正しことになってしまう。
そんななかで、一人、正しく青信号で渡る人間がいようものなら、おまえはおかしいとなる。
でも、どっちが正しい？
朱に交われば赤くなる。
長いものに巻かれろ。
出る杭は打たれる。
目の上のたんこぶ。
灯台もと暗し、のわたしは灯台。
灯台が目立つ、でも暗いところは何がある？
わたしの眩しくてうっとうしくてピカピカしてチカチカして明るい灯台の光に隠れて、暗いところで何がある？
お昼出勤のロングなので寝ないと…。
また、何が起きるのか。
平穏無事、平和で穏やかに一日を終わらせたい。
どうか、心を揺らさせないで。波風たてるな。
一滴のしずくをも落とすな。
