You scratch my back, and I’ll scratch yours
魚心あれば水心
おまえが背中を掻いてくれるならば、わたしもおまえの背中を掻いてやってもよいぞ
おまえたちが折れるというのなら、わたしも折れてやろう
おまえたちが折れぬというのなら、わたしも折れぬ
それが折り合いではなかろうか
もぐら叩きやワニワニパニックのように。
ひとつ対処すればまたひとつ飛び出してくる。
ある日、ロッカーを開けるとおば様からの「お貢ぎ物」があった。これは恐ろしいお貢ぎ物である。貢がれた者は、やつの手下にならねばならぬのだ。
手下を卒業したとき、宣言される。今日で、お貢ぎ物は終わりだと。そして、次の手下へ。
おば様曰く、「お正月に出勤した人へのプレゼント」だと。「お正月、1日出勤した人には1本、2日出勤した人には2本」とも。減らず口め。黙っていれば良いものを。
わたしは1本だ。2日出勤したが1本だ。言うなれば、年末もおまえたちが休むので、連勤であった。お正月に出勤したメンバーは平等に年末もお正月も出勤し、おまえたちの尻拭いをした。わたしは1日しか出勤していないのか。
減らず口め。黙っていれば良いものを。
おば様の腰巾着も偉そうに物言いをする。
次はおまえか。知らぬだろうが。
根性の汚さが顔に出て、醜い顔になっている。鏡をよく見ておけ。
次は誰だ。夜のメンバーはみな飛び出してきた。
次は昼か。昼のメンバーか。
叩け、叩いてみろ。
もう負けぬ。手口は同じだ。
みな、おば様が撒き散らした菌に感染しているのだ。
バイオハザードか。
ゾンビか。
お化け屋敷か。
ドラッグストアの看板をおろして、お化け屋敷の看板で稼げ。
コストもいらぬわ。ベラベラ減らず口で菌を撒き散らせば良いだけなのだから。
さあ、今日こそは受診せねばならぬ。
いくら長期作用型とはいえ。そろそろ切れてくるのかもしれない。と言いつつ、思い込みかもしれない。
堂々と接客ができなくなってきた。
ゾロフトで鈍らせていた分、余計に敏感になるようだ。
ベルソムラもなくなった。
デパスも残り少ない。
なんとしてでも行かねばならぬ。
変な甘いささやきになど惑わされるな。
ちゃんと起き上がって行け。
と、願いつつ。
ベルソムラを先ほど投入したので
今から寝ます。
明日はこちら、雪だそうです。
といってもはらはら雪ですが。
それでも雪など降らないこちらでは、いくら「はらはら」でも。大事で。
さて、どうやって出勤しようか。
道路が白くなる前に溶けて消えてしまえ。
でないと、自転車ですってんころりんである。