のんびりdiary

日々、思い悩み感じたことを綴ります

花の色は 移りにけりな いたづらに 我身世にふる ながめせしまに

長く降り続く雨を、ぼんやりと眺めているうちに、美しき花の色もすっかりと変わってしまった。わたしもこの花のように色褪せていく。

自分で適度に止まるということができなかった。機会があって、強制的に止まった。時を無視し突っ走ってきた。ふと、気が付くと人間として大事なものが自身の中から失われていた。もう、これは取り戻せるものではない。わたしは落ちぶれてしまった。

仕事に復帰した。しかし、肩身は狭い。狭苦しい。
しっかりと地に足をつけ自分の仕事をする、などといったことは、もうできない。耐える。スイッチが切れるまでは。

しかし、もうだめだなあ。
人間として、人生として落ちぶれた。

あとは目を閉じ、息をし、生きるだけ。
ホコリのように、そこに居ればいいのだ。

何も感じない。